朝4時に前期試験はやめていただきたいのですが…。
眠い目をこすりながら、起き出した学生達。
外は雨です。
うさちゃんスリッパがびしょ濡れになっちゃう!
なにせ朝4時だし、パジャマ姿で試験も仕方ないですが、半裸はいかがなものかと。
結局、貴彦、慎吾、玲子の3人がパジャマのまま試験へ行ってしまいました。
「晴れてきた?」
一時間早く試験を済ませた組。
秋の学習効果のおかげで、レポートをやらなかったのに皆A+です。
ところが、思いがけない事件がこの直後に起こりました。
スコットがティナに「魅了する」を発動!
突然どうしたというのでしょうか。
一方、間近で目撃してしまった慎吾、我関せずと目を逸らしてます。
ティナだけにハート来た?
スコット、友好度33しかないのにティナを口説いてしまったようです。
ティナの方は、なぜかスコットに60以上の友好度を持っていました。
おまけにスコットさん、十代の頃の彼女だった空には、親友マークさえついてないという。
罪作りすぎやしないか。
なんと酷薄な王子様でしょう!
「あーティナ、大学入学おめでとう」
「今更ー?」
衝撃シーンに、慎吾の方が混乱中。
「ティナ、映画好き?」
「いいネー! 私、ホラーが大好き!」
「ねぇねぇ、ティナ。試験合格もおめでと……」
マリーン先輩も試験から帰ってきたらしく、にわかにティナを取り巻く男達の図が。
ティナ、本当にもてますね。
一時間遅れて、残りの学生も帰ってきました。
貴彦一人は、ベッドメイキングへ直行です。
奨学金もらったので、早速みんなの部屋を飾りましょうかね。
「A+おめでとー」
「おめー」
ほほえましい双子の姿。
しかし、今日はいつもと何かが違っていたのです。
なんと今度は空が突然、慎吾を口説き始めてしまいました。
慎吾は十代の時の星子の彼氏なのに!
しかも慎吾もまんざらではない様子。
(ちょっと空……、慎吾君……?)
星子、笑ってる場合ではないはずです。
幸いお互いに友好度が足りなかったため、両者にハートは点灯しませんでした。
「くそムカツクし!」
星子、顔が怒ってますが、昔家に入った泥棒の事を思い出しただけのようです。
今はもっと大事な事があるでしょ。
「星子ちゃん、A+ってすごいね!」
「……どうも」
なーんにも知らない慧、星子に「お祝いする」発動。
空気読めません。
慎吾も、スコットとティナの衝撃シーンの後、自分まで似たようなことに巻き込まれてしまうとは思ってなかったでしょう。
星子と目も合わせられません。
「このホットケーキ、ふがふが。おいしいね! もごもご」
「うん……」
一部の学生が色気づいてる頃、食い気のみを発揮している玲子。
あ、ようやく親友マーク点灯。
しかし空とスコット、おしゃべりするだけで一向に相手を口説いたりしません。
この二人、十代の恋を完全に卒業して、ただの友達になってしまったんでしょうか。
朝っぱらから、とんだハプニングでした。
さて、体操おじさん登場。
「ちゃらちゃらフワフワしおって! 引き締まった心は引き締まった体からじゃ!!」
早速スコットが捕まりました。
でかした、体操おじさん。
罪作りな王子様には、おしおきです。
スコットはこのまま放置ということで。
「えと、A+おめで……」
「さっきも聞いたネ~」
慎吾、この二人と食事するのは気まずくないか?
そして空、それ腐ってるし……。
慎吾に見惚れて、味が分からなくなってるんでしょうか。
「スコット君、文学の授業始まるよ?」
「体が止まらないんだよ!」
体操おじさんの効果って、いつまで続くんでしょうね。
「そこのオナゴも、喝じゃっ!!!」
おじさん、ティナは 後 ろ ですが。
「空も、A+おめー」
「うん♪」
(慎吾君、やっぱり素敵ヨ~)
慎吾の本命は、十代からの彼女星子なのか、それとも空なのか。
そしてスコットへ片思いになってしまったティナは、慎吾をただ見ているだけで満足なのか。
今朝の3時間のみで、学生達の恋の行方が一気に分からなくなりました。
これはこれで面白いけど。
「僕も朝ごはんにするよ!」
「悪ぃ。俺達、食い終わったし」
相変わらず間の悪い慧。
(僕、なんか皆から外れちゃってる……?)
両親に大事に育てられ、何不自由ない生活を送ってきたお坊ちゃん。
集団生活のペースに慣れないようで。
「なんか今朝から、ティナが俺に構ってくれないんですけどーーーー!!?」
こちらもこちらで、死ぬほど不満が。
彼がスコットのしたことを知ったら、どうなるんでしょうねぇ。
ワクワク♪
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