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2024/03/19 14:13 |
濡れ衣と他人の恋路
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さて、今日も今日とて、妙な依頼を受けました。
プロポーズを前に怖気づいてしまった依頼人。


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「俺はいままで仲人役などやったことはないんだが」
「君に頼みたいのは、もっと地味な仕事だよ」

依頼人は、この間委託販売所で延々と彼女といちゃついていた男性。
彼女の愛の前に、自分のファッションをどうにかした方がいい気もします。


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また人のうわさを集めなきゃいけないんですね。


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結局、彼女のコンピューターに侵入して操作することに。


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(結婚してだめだったら、また別れたらいいだろ……)

人の恋愛ほどどうでもいいものはありません。
功さん自身、愛に飢えているというのに。


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あんなにいちゃついておいて、彼女は彼に興味なしなんだ。
とりあえずも依頼終了です。
もっと大きな事件ないのかなぁ。


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その晩……。
うわ! 濡れ衣をかけられてしまいました。
セレブの宿命です。
うわさを広めたのは、功さんが夢に見ている赤毛の女性なのでしょうか。


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(ゴミ箱は漁ったが、喧嘩なんか一度もしてない……)

ただでさえ薄かったシム関係が、悪いうわさでさらに疎遠になってしまいました。
うわさを信じる方もひどいよ……。


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(人の信用なんて、濡れ衣ひとつで簡単に崩れるもんなんだな)

仲が良かったギリアンさんや、テイ君との友好度もかなり下がってしまいました。
せめて友達との友好度は、悪いうわさに左右されなかったらいいのに。
親友だったら、もしかして下がらなかったんでしょうか。


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世の無常を思いながら、ビーチでたそがれる。
仕事する気にも、電話に出る気にもなりません。
そういえば、釣りスキル、まだあんまりあげてなかったな。


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「くそ。探偵業やってんだから、自分の濡れ衣の出所くらい捜査できないのか」

いくら探偵稼業についていても、こればっかりは無理なようです。


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日が暮れて、ようやく仕事をする気になりました。
しかし。


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「パパラッチ……」
「ばっちり撮っちゃった♪」

パパラッチに見つかる。
やる気が失せた! もう帰る!


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「ところでカメラは入ってる? パパラッチを逆スクープしてやるんだ」
「あんたみたいなセレブには売らないよ」

帰りがけに立ち寄った委託販売所でも、冷たい対応。


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翌日。
憂鬱な午前を過ごした功さんは、サロンにやって来ました。
こういう時は、思い切ってイメチェンすると気が晴れたりするものです。


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「ということで、頼む」
「本当に任せてくれちゃっていいの?」

なぜかファン・デアラーさんがスタイリスト。
大丈夫だろうか。


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「こんなのはどう?」
「ちょ、これって……」


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(ティーンの時の俺じゃないか……)
「あれ? 気に食わなかった? 似合ってると思うんだけどな~」

思い出したくもない青春をまざまざと見せつけられました。


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しかし似合っていたので、今日いっぱいはこの格好で過ごしてもらいましょう。
濡れ衣を着せられてから、ひどい毎日が続いています。


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そしておなじみのベイレス家。
今夜は珍しく両親が在宅で、子ども達がいません。

「おいテイ。今何時だと思ってるんだ。日付変わる前に帰ってこい」

時間が時間だけに、電話で呼び戻します。


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テイ君が帰ってきました。
すかさず、悪いうわさを打ち消します。

「というわけで、俺が喧嘩なんかするわけないだろ。信じてくれよ」
「そうだね。兄ちゃん、喧嘩弱いもんね」


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「うう、心の友よ」
(だめだ。この兄ちゃん、僕がいないと本当にダメになってしまう)

テイ君、今後も功さんと仲良くしてあげてください。
もう君だけが心の支えです。


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「今日から東洋の武術について学ぼう」
「自分が読みたいだけなんじゃない?」

仲直りのしるしに、また本を読んであげました。


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その頃のノーム。

壁の中から、魔の手が……。
ノーム、逃げてー!


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人のうわさも三日まで。
功さん、再び郵便受け覗きを始めます。
悪いうわさがたっていたときは、一応控えていました。


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「今日もよく働いたなぁ」

夜に時間が余れば、スキルアップ本をちょこちょこ読んでいきます。


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そして日中はひたすら捜査。

「……お父さん似だな」


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前回と同じ、プロポーズの依頼が来ました。
今度の依頼者は、例のバック・グリーンです。


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バックさんには彼女がいたようです。
ウェイ・キーンの恋は永遠にかなわないかもしれません。
いつの間にか年老いていたノームも、ままならぬシムの恋路に感慨深げです。


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「あんたさ、とりあえず彼女と結婚しておいた方がいいよ。
 あんた、生き物好きなんだろ」
「その辺の生物と、僕の彼女を一緒にしないでください……」


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「報告書……。前のやつ、コピペすればいいよな」
この依頼の結末は前回と同じ。
バック・グリーンの彼女は彼に興味など無く。
ウェイ・キーンと妙な三角関係が出来上がりました。


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帰りがけ、たまたま立ち寄ったコインランドリーで、故障発見。
器用さスキルもだいぶ上がってるし、ちょっと挑戦してみましょう。
直るかな?


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あっ! なんてことに!!


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「兄ちゃん、今日はなんだか焦げ臭いね」
「片思いってのは、いつもひとり、身を焦がすもんなんだぜ……」


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2011/09/16 19:31 | Comments(0) | TrackBack() | Sims3

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