「ブリタニーちゃん、私がキンバリー叔母さんよ」
「はい、お早うございます皆様」
ケントさんが再び戻ってきました。
さて、お仕事ぶりを拝見です。
あれ?
料理、作ってくれるんだ。
これは一体どうしたことでしょう。
「良い焼き加減ですな」
前は妊婦のサマンサがどんなにお腹をすかせても、作ってくれなかったのに!
「出会いとは本当に、運命の賜物ですよね」
「ジョフ、まだそんな事言ってるのか。いい加減身を落ち着けろよ」
「……僕の前妻、本当に気をつけたほうが良いよ?」
男性陣はオムレツという豪華な朝食です。
ケントさんどうしちゃったんでしょう。
まるで、執事の再教育を受けてきたみたいに、よく気がつきます。
「僕の前妻はね、稼いできたお金は片っ端から使うし、子供は嫌いだし。
最悪だったんだよ」
「あ、じゃあ僕とは気が合うかも」
「え?」
「ははは。もちろん彼女のと結婚は、僕も考えられないですけどね。
子供嫌いなら、安心して深い付き合いが出来るというものです」
「……」
幼馴染の考え方に、改めてあいた口がふさがらないコナーさん。
「ケントさん、見違えたわね」
「実は密かに中の人が変わったんじゃない?
ちょっとお嬢チャン、お姉さんに少しは手加減してよ」
「いやだよ、おばさん」
「……魔法で子豚に変えてあげようかしら」
「魔法なんて、迷信よ! 大人なのに、信じてるの?」
「あんたも大人になったら、分かるわ」
公共スペースのプレイエリアでくつろぐ姉妹。
(今日は土曜日♪)
さて、タラちゃんです。
にきびが出来てしまいましたね。
そんな彼女も、そろそろ大人になる日が近づいています。
「タラちゃん楽しそうね。何か良いことあった?」
「う~んと、あったけど、色々複雑なんです」
「女の子って、難しいものよね」
「え? そうなんですか?」
「ハーイ、タラお嬢様♪」
ケントさん、タラちゃんがお気に入りみたいです。
無視されてるけど。
(どうしよ。今日休日だから、デートしたいケド……)
そのお相手は、ジャスティン君?
それともこの間の金髪少年でしょうか。
「ふんふ~ん♪」
せっせと掃除をするケントさんです。
汚れの見逃しもあるようですが、彼の性格を考えると気がつかないのは仕方ないのかな。
「ええ? まだお仕事があるんですか?」
相変わらず、嫌々仕事をする人。
「ピカピカになめて下されば、お皿を洗う必要はないのですが……。
この家の方々は、お上品過ぎますな」
ケントさんは、だらしなさ過ぎです。
ブリタニーちゃん。
寝ている間、オムツの中に盛大にやってくれたようです。
「お待たせいたしました。ブリちゃんお嬢様」
すかさずやって来たケントさん。
オムツを替えてくれるんですね!
「空っぽになったお腹に、ミルクを充填ですよ~」
「うぅ、あぶぅ……(それより、おむちゅかえてくだちい)」
ちーがーうーーーーーっ!!
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