「あいた! 痛いって~」
「ティナ、下手くそだな~……」
そんな所でやってると、車にひかれるよ。
「僕この間、アスファルト上に迷い込んだミミズを助けたんだ」
「ふーん……」
己の優しさをアピールしてみるマリーン先輩。
この人、寮の女性陣の中では、ティナが一番好きみたいですね。
よく話しかけてきます。
昼からずっとチュチュ姿の玲子。
PCゲームに熱中しているようですが、色々と大変なことになってますよ。
「木の葉と木漏れ日と……」
着々と完成に近づきつつあるスコットの絵。
相変わらず、孤独にすごしてますが。
「マリーン先輩、風呂入んないんですか?」
「俺はギリギリまで入らない主義だ」
(緑の煙出しながら、食堂で勉強しないで……)
「ん~。やっぱりマカロニチーズの香りは最高だな~!」
貴彦も、マリーンの側で食事はしたくないようです。
ティナもやって来て、三人で夕食。
「俺、講義でもティナの隣の席なんだ」
「……だろうと思ったわ」
こちらでは。
「慎吾君もレポート?」
「いんや、スノボー」
まじめな慧は、誰よりも先にレポートに取り掛かりました。
でも、慎吾はまじめ度MAXだったように思うんですが。
「夕食の後片付け、ちゃんとしないとな!」
星子に負けず劣らず綺麗好きです。
特に彼の方は活発なので、後片付けも積極的。
いい主夫になりそうですねぇ。
午前1時過ぎ。
ゲームに熱中しすぎてお腹がすいた慎吾。
夜食を作り始めました。
「香ばしいにおいがする~」
「こんな夜中に、何作ってるんだ?」
レポートで遅くなった慧と、今までずっと絵を描いていたスコット。
匂いに釣られて食堂へ現れました。
どうやら、焼きおにぎりみたいです。
「何々~? 私も食べる!」
玲子もダッシュでやってきました。
「しょうゆ味、おいしい!」
「慎吾君、上手ねー」
夜更かし組の夜食会。
もう午前3時半になろうとしてますが……。
あ、力尽きた。
「うはー……! スコット君って、こんな人だったの~?」
玲子、なんとなく失望。
「ごちそーさま」
「ごちでした~」
「さ、早く寝よ」
スコットは放置の方向で。
「あは~ん。そんな所も、かわいいわー」
友人達に放置された上、シェリル先輩にハートを飛ばされるスコット。
ちなみに彼が徹夜で仕上げた絵は、こんなでした。
構図にしまりがなかったかな。
彼にはまた描き直してもらいましょうか……。
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