大学生活2日目。
一番最初に起きたのは、スコット。
彼のベッド、他の学生よりもいいものなんです。
「家と違うから、熟睡できなかった……」
慧も起床。
願望を見たところ、まだホームシックにはかかってないようですね。
家に電話したいとは思ってないみたいです。
それぞれの希望に沿って、学部申請。
「僕、数学科にしようっと」
「俺、文学……。数学って、信じられないんですけど……」
家族願望は、理系科目を嫌う傾向にあるようです。
スコットの恐れには、「数学を専攻する」ってありました。
逆に知識願望は、理系科目が好きみたいですね。
「ホットケーキ大好き♪」
玲子の髪形を変えてみました。
パジャマのままで朝食。
「今日も俺の一日が始まるぜ!」
貴彦の場合、きっとティナ一色の一日でしょう。
……と思いきや、なぜかバレエを始める。
やる事なす事、外見からは想像もつきません。
「おはよう~、ばあ!」
星子は朝からのんびり魚観察。
でも、まだ太ったままですね。やせなくちゃ。
「ねーねー星子。昨日のおじさん、また電話してくると思う~?」
「してきてもらっても、困るんだけど。あの人、何がしたいんだろうねぇ」
若い女の子と友達になりたいんでしょう。
スコットはまた一人、静かに絵画制作です。
庭には常緑樹しか植えてないはずなのに、なぜか落ち葉が……。
風流ですけど。
どんな絵を描いているのかと思って、覗いてみると……。
よりにもよって、何でそんな絵?
せっかくだから庭の風景を描いてもらうことに。
それにしても柵の向こう、本当に何もありませんね。
後でどうにかしておきましょう。
「私、歴史学専攻しようかな」
「俺は政治学」
実はティナも政治学を専攻したがってました。
貴彦、どこまでも彼女について行くつもりなようです。
「ちょう……ちょ……。ちょう…ちょー……」
ティナはのんびりピアノの練習。
しかし、政治学の講義が朝からだったので、こんなことしてる暇はありません。
「あの……。
あと6分で、講義終わっちゃうんだけど……」
「そんなあなたに、惜しみないエールを!!」
こんな時に限って、ラマが道をふさいだり。
ティナ達同様政治学専攻の玲子、結局最後の4分しか講義に出れませんでした。
「ラマ、ピアノ下手糞だねー」
チアガール同様、踊りは得意でも音楽は苦手なラマ。
シム州立大学には、一匹だけイケメンラマがいたと思うんですが、こいつはただのラマでした。
やたら得意げな顔でヴァイオリンを奏でるマリーン。
耳が痛くなりそうな音色です。
授業を終えた二人、ラグビーボールで遊び始めました。
ラマが応援します。
「お前、ティナの背後から離れろよー!」
「ええい! これでもくらえっ!!」
貴彦渾身の投げ。
バシッと上手に受け止めたティナ。
「貴彦。
ワタシ狙ってるの? ラマ狙ってるの?」
快活の低い貴彦。
キャッチボールではティナといえど、容赦しないようです。
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