皆でご飯。
こんなに沢山と一緒に食べるのは、ここに越してきてから初めて。
やっぱり楽しいよなー。
それにしても、シュールな料理……。
「食事終わったら、納屋においで。皆でダンスコンテストしよ。
賞品なしだけど」
ダンス?
俺躍ったことないなぁ。
姉貴はどうなんだっけ。
「ご馳走になったから、私が後片付けするわ」
姉貴が洗ってる間に、俺達はいったんトイレへ。
キャンティさんは、納屋へ行ったけど、納屋で踊るのかな。
「用意できたわよ♪ 皆、いらっさい!」
納屋の中に、特設ダンスホールが!
家畜は飼わないから納屋は必要ない。
でも、壊すのも面倒くさいということで、ダンスホールになったんだとか。
「雨上がってよかったねー」
皆揃ってダンス。
誰が一番上手かは、キャンティさんが見立ててくれる。
エンターテイメントキャリアで働いてるから、そういうの詳しいんだって。
「恥ずかしがってたら、絶対踊れないからね! ほら、動いた動いた!!」
しかし、踊りの得意な人、俺も含めていないみたい。
姉貴も、ダウンタウンのダンスコンテストで儲けるって言ってたのに、ほとんどからだが動いてないよ!
「こ、こうかな」
「あ、よいよいよいっと」
シエラさん、すでに盆踊り状態。
女性陣、顔が引きつりまくり。
結果発表。
優勝はシエラさん。
「やっぱ地味だったねー。
スマッスルでも踊ってもらったらよかったかなー」
「スマッスル、俺無理ですよ」
「あれ、一番面白い動きしてる人に合わせる踊り。
一人下手糞入れとくと、ほんと楽しいんだわ」
キャンティーさんのスマッスル自己解釈。
シャワーで汗を流したら、そろそろお休みの時間。
姉貴はテントで寝たいらしい。
「キャンプって、本当久しぶり。懐かしいわ~」
俺はハンモックで。
「これ、乗るのにコツがいる……」
「よっと!」
上手く乗れた。
こうして夜空の下で寝るのは、贅沢だね。
さっきまで雨が降ってたものの、晴れかけた雲の間に星が見える。
今夜はずっと晴れてるといいな。
おやすみなさい。
あー、今日は本当に楽しかった!
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