「円と球を意識して、水のように流れ……」
チュチュ姿で太極拳とはまた、新しいですな。
慎吾の太極拳に参加したようです。
そして慎吾は、ティナから太極拳を教わりました。
どんどん伝染していきますね。
「空、あんなものに誓いを立てても、私信用できないわよ」
「……言われてみれば、そうかもね。
いくらスターチャイルド界の、ユニバーサルファーザーでもね」
「夕ご飯~!」
重苦しい雰囲気の食堂に駆け込んできた慧。
またしても、間が悪い。
さすがに雰囲気を察してか、離れた席に座りました。
慧、今日は誰とも食事が出来てません。
「お腹すいたネー」
(ああ、やっぱりティナの後姿は最高だぜ!)
貴彦、相変わらずです。
でも思うだけじゃ、そのうちティナをスコットに取られますよ。
「それはそうと、まさか歴史学で数式やるとは思わなかったな~」
「えー? 何に必要なのー? あ、年代特定とかで使うのカナー」
ティナと貴彦のおかげで、双子も和やかモードになったのですが……。
慧一人があぶれてしまう結果に。
「いつも泳いでて、疲れない?」
食事を終えた慧は、魚に話しかけました。
食堂に慎吾がやってきたのですが、空が後ろにひっついてます。
単に「お祝いする」待ちなんですけど、空もどこまで慎吾に執心なのか、気になるところ。
なんか……。
皆と慧の距離が、すごく寂しいんですけど。
「今日は疲れたな……」
星子は早々と就寝。
奨学金でいくつか小物を買いましたが、まだ殺風景な部屋ですね。
さて慧ですが。
しばらく魚を見ていたものの、何かに気がついたのか、突然食堂のおじちゃんのお手伝いを始めました。
食べ終えたばかりの玲子のお皿も、すかさず片付ける気のききよう。
微妙に顔をしかめているのは、背後で玲子がオナラをしたからです。
(ずっと我慢してたのに、こんなタイミングで……)
心なしか表情が恥らっているようにも……。
見えないか。
夜も遅いので、学生達をベッドへ誘導しました。
空の部屋はこんな感じ。
今回の奨学金で、女の子の部屋には鏡とドレッサー代わりのテーブルを買ってあげました。
玲子の部屋。
狭い部屋なんですけど、まだ何か殺風景ですね。
ティナの部屋。
なんか、どうしていいか分かりません、色々と。
ちなみにティナの私物は、廊下の外にもあふれているという設定。
テーブル下の靴です。
今日の問題児スコットの部屋。
実家がカントリー風だったので、彼の部屋もそんな感じに。
貴彦の部屋。
きれい好きなので、散らかってはいません。
人は見かけによりませんね。
慎吾の部屋。
学年が上がってくれば、より生活感あふれる部屋になっていくことでしょう。
そして慧の部屋。
奨学金をはたいて買ったのは、一枚の絵だけでした。
でも結構高いんですよこれ。
必需品より先に内装に手を出してしまう彼は、まだまだお坊ちゃんです。
「なあ聞いてくれよ。俺、今日はすっごい疲れたんだわ」
「ふが? 試験があった以外、いつもと同じ日常じゃなかったっけ」
「何も知らないって、幸せだよな……」
優柔不断男、慎吾。
この二人、太極拳していたおかげで中途半端に体力が余り、結局夜更かし組です。
現在午前3時なり。
慎吾達もようやく眠りにつこうかというとき、マリーン先輩が階段に現れました。
玲子にハートを……。
それより、NPCがなぜ二階に上ってくるんでしょう。
彼が使えるようなオブジェクトって置いてないはず。
トイレはともかくバスタブは、一階にあるのが断然高級品なのに。
マリーン先輩、空の部屋の前でフリーズ。
こいつ、プレイヤーの勝手な思い込みなんかではなく、本当に女好きなんでしょうか。
この後しばらく硬直し続け、彼は再び1階へ降りていきました。
深夜に女子の部屋の扉をじっと見てるなんて……。
先輩、キモイんですけど!
波乱万丈な、一年生後期一日目なのでした。
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