一人でピザを食べる大家さんが哀れだったので、皆にもピザを食べるよう指示しました。
しかし、大家さんと入れ違いになってしまった。
大家さん、一人でどこかに行っちゃいました。
とりあえず、家族で盛り上がっておきましょう。
ジョフさんだけは、こっちで女の人を口説いてますが。
いつものことです。
「ピザってカロリー多いから、燃料に加工したら車とか走らない?」
「……無理じゃないの?」
「ふい~。やっぱここのピザは手軽でおいしいわね~」
鼻の下を伸ばしてるサマンサの後ろで、コナーさん膨張。
あら?
一度自宅に引っ込んだジャスティンが、共有エリアに降りて来てました。
すかさず、タラちゃんをそばに行かせます。
「ねぇ~ん、キンバリーぃぃん……」
「……突然何よ」
アルマンドさんがにじり寄ってきました。こわい。
音楽ホールは大人達だけになったので、久しぶりのラブラブタイム……らしいです。
「そういえば、結婚式挙げて以来じゃない?」
「そうだっけ? つーか、さっきは何されるかと思ったわ」
「うりゃーーーっ!」
「あははっ! 積極的だなぁ!!」
キンバリーがアルマンドさんを襲うイメージがありましたので、あえてこんな感じで。
こちらはピュアな十代二人。
「ジャスティン君ってさ、彼女いるの?」
「ん~。多分いるかもなぁ(タラちゃんが……)」
「えっ? だ、誰よ、その子って。
教えて教えて! 」
「んっと、また今度!」
また帰るし!
アパート住人って、小刻みに自宅と共用エリアを行ったりきたりですねぇ。
外出時間は2時間まで! とか決められてるんでしょうか。
「十代最後の週末~♪
私の心はどこにも進めないまま、大人になっていくのぉー?」
やけくその熱唱。
一方その頃。
「良い香りだなぁ。ずっとこうしていたい」
「うふ。あなたもとても暖かいわぁ」
アパート住人は、否応無しにジョフさんの遊び人っぷりを見せつけられる毎日。
このまま大人にはなれない! と、この間のアンジェイ君を呼び出そうとするも。
留守か。
散々な土曜日ですね。
「ピザは車を走らすほどのカロリーはないけど……」
「僕達を無駄に走らすカロリーはあるようだね」
太ったおじさん達は、ダイエットにいそしむ午後です。
このアスレチックルームは、変わった仮面と対面式でトレーニングできる嫌な場所です。
「ケントさん、お疲れ様。明日、また別の執事さんを呼んで、適性を試してみるわ」
「誰でも同じですよ。ところで、ちょっとくつろいで行っても良いですかな?」
「どうぞ」
今までの観察をまとめると、執事は一応一通りの仕事はしてくれるようですが、その出来は性格に大いに関係しているようです。
ケントさん、相変わらずベッドメイキングしないし、小さな汚れも見落とすし。
「今度デート行きません?」
「いいですわね」
(あのおっさん、またやってるし~。しかも前と相手が違うし~。
大人って、キタナイ!!)
「コナーさん。好きな女の子に告白って、どうしたら良いんでしょう?」
「う~ん。その時のノリかなぁ。僕もそうだったし……」
ジャスティン、また公共エリアに降りてきてたのね…。
前へ / 次へ
PR
トラックバック
トラックバックURL: