「あなたに好きな人がいるのは分かってる!
でも、あたしもあんたが好きなの! すごく好きなの!」
「ええ!?」
さらに翌日。
朝っぱらからルニの口八丁が、寒々しく冴え渡ります。
ところでルニはともかく、ジョナサンって無職だったのねん。
「そ、そこまで言ってくれるんなら、僕も応えないといけないかな?」
アタック二日目に落ちたジョナサン。
トニャの為とはいえ、なんかやだ。この抱擁とこの顔は……。
ジョナサンの浮気現場を、黒出目金が目撃!
「あらまあ、やーね。最近の若い人は」
「白昼堂々のチッスね~」
「さいごのカツサンド、食べてもいい?」
向こうでピクニックしている人達も、目が離せないようです。
ここにトニャさんが通りかかれば、二人を別れさせるのも楽なんですが……。
「で、今の彼女と別れてくれるんだよね」
「お~け~お~け~!」
こうも簡単にいくとは……。
ジョナサン、軽いな。
「で、さっきの男とどうしたの?」
「え? 何が?」
彼女と別れさせただけで、さっさとジョナサンと「さよなら」の挨拶をしたルニ。
そ知らぬ顔でギターです。
うん。別れさせても、付き合う気はないんだ。ごめんね、ジョナサン。
君とはもう会うこともないでしょう。同じ町に住んでるけど。
硬派なポロは、地道にトニャさんと友好度を上げています。
この間、トニャさんは、ルニの裏工作によって失恋状態に。
ポロもすかさず慰めます。
「大丈夫? ひどい男だね」
「あら、心配してくれてるの?」
「買い物まだなら、車で送ろうか?」
「門限までに帰れる?」
「……余裕で」
「君のお姉さん、面白い人だね」
「え? そっすかぁ?」
トニャさんとの会話も尽きて、弟に話しかけるポロ。
この弟、いい顔してますねぇ!
「ただいま」
「おかえり! って、その二人は?」
「引っ越すように言ってきた」
「……また家族が無計画に増えた」
本当はトニャさんだけ引っ越してくるように言いたかったのですが、弟が十代だった為、結局二人一緒に引き取ることに。
やれやれ。よく人が増える家だ。
トニャさんがルニの顔にバツ印の吹き出しを出していますが、どうやら自分の彼氏をたぶらかしたのが誰か、分かっているようですね。
これから暮らしにくくもなるなぁ……。
ようやく操作可能になったトニャさんの内情。
「門限の後の外出」って、十代専用のムードレットでは?
どうもこの辺にトニャさんのバグの元がありそうです。
「トニャさんはポロの隣で寝てもらうとして。
空いているベッドは私の隣になるわけだけど……」
「あ、僕のことならお構いなく」
友好度が足りないので、トニャさんの弟と一緒に寝ることもできません。
かといって、十代を一人で追い出すわけにも行かず。
どうするかな。
トニャの弟、フリーウィル絶賛放置中。
真夜中に一人、外の焚き火で暖を取る弟の姿がとても寂しそうです。
家族が増えて、操作しきれないよ!
翌日。
「また、家族が無計画に増えた……」
「こっちは計画的よ」
翌日、ソナのお腹が大きくなりました!
小さな家族が加わるのが楽しみです。
さて、ここでトニャさんのご紹介。
彼女はプレイヤー初の操作家族の末裔です。
ソナとルニを作るまでは別家族で少し遊んでいたのですが、その間に、非操作となった初代家族でいつの間にか生まれて育っていた子です。
この顔、誰かに似ていませんか?
実は彼女、あのベラ・バチュラーの孫か、ひ孫なんです。
それはそれとして……。
「ポロの癖に生意気だ~♪
私より先に結婚するなんて、百年早いのよ~!
ソナももうすぐ子供ができるってのに~
私はまだひとり~ひとり~(エコー)」
恋愛には人一倍興味があるはずのルニ。
硬派なポロにまで先を越され、彼女の春はいつやってくるのでしょうか。
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