午後のナワン家。
「思ってたのと違ったけど、スタジアムの視線が釘付けになるのは間違い無しね」
姉貴はちゃんと出勤していたようです。
ボーリング場から帰ってきた俺は、日曜日の家事の続きを。
風呂掃除は姉貴もこまめにやっているみたいだけど、やっぱりいつもピカピカがいいらしい。
トイレ掃除も。
ところで朝落ち葉を集めておいたのに、家に帰ったら全部散らかってた。
誰が散らかしたんだろう。まったく!
昼間の光景。
エーナさんの人外のお友達。
掃除も終わって、後は姉貴が帰ってくるまで自由な時間。
まずは、いつものクロスワードパズル。
「タ、ケ、ミ、ズ。うんOKOK」
「あー、にきび。薬付けとこ」
色々と時間つぶし。
お腹空いたな。夕ご飯どうするんだろ。
「ただいま」
そしてとうとう姉貴がご帰宅。
しかも昇進までしてるし!
「今日はお祝いよ! ピザ頼んで」
「らじゃー」
あの姿、ラマの着ぐるみよりも真っ白な姉貴の顔の方がインパクトあるかも。
「ま、私が本気を出せばこんなものよ」
「恐れ入りました」
姉貴のボーナスで一気に家計が潤って、1563$に!
「これからは、スポーツ選手なんだね」
「ダイエットもできるしね。
これで一気に旅行のお金を稼いで、贅肉絞ってトウィッキーアイランドになだれ込むわよ!」
旅行っていくらぐらいかかるのかな。
今度調べておこう。
「玄関のエンドテーブルに送金用の封筒置いたから、1000$耳を揃えて送っといてね。
私、明日の試合のために早めに寝るから」
かつてなくやる気を出しているよ、この人。
やっぱりお給料もらうと、財産願望は嬉しいんだね。
「えっと、これを投函すればいいのか。
ま、土地と家具の賃貸料を払ってるようなもんだよね」
これをローンというのですか?
「よし。今日のお仕事終わりっ!」
「明日からまた学校かぁ」
でもバイトもあるし、一週間の始まりは半分は楽しみでもあるんだけどね。
前へ / 次へ