「破局」の黒魔法がかかってしまった二人。
「突然ですが、あなたとは恋仲になれませんっ!
執事たるもの、勤め先の家族の方に思いを寄せるなどもってのほか!!」
「ど、どうしたのよ~????」
「どうせ私がおばあちゃんだから、そんな別れ話を出すのねっ!
男ってどうして自分の年も考えずに、若い子ばかりあさるのかしらっ!!!」
「おばあちゃんというより、あなたゾンビ……」
「だまらっしゃいっっ!!!!」
「……」
年寄りの修羅場を横目に、ブリタニーはおまるです。
なんだか知らないけど、これでケントさんとコラリアさんの仲は白紙に戻りました。
いえ、敵対関係です。
それより、今はタラちゃんの引越しパーティーの最中でした。
「キンバリーさん、お父さんをお願いしますね」
「まっかせなさーい!」
「ね、おじさん。アンジェイ君、素敵でしょ?」
「俺、男は見る目ないからわからないなぁ」
「皆仲良し『マクトアミカス』で二人を仲良くさせようと思ったんだけど……。
しばらく勉強しないうちに忘れちゃったわ」
マクトアミカス、属性がかなり高くないと唱えられなかったみたいです。
急いで勉強してもらわないと。
男性陣はカードをはじめていました。
ジャスティン君、ちょっと悪いけどタラちゃんが呼んでますよ。
パーティー終了ぎりぎりに。
「ねぇ、あなた私の気持ち知ってた?」
「君も、俺の気持ち知ってた?」
「十代に出来なかったことしましょ」
ということで、「軽くキス」です。
……シムって、簡単に恋に落ちますね。
この恋が自然消滅に終わるかどうなるのかは、またお互いの願望を見ながら考えていくことにします。
楽しみだな。
「……いいもん。俺なんか、いちゃついたこともあるんだし……」
アンジェイ、ポーカーフェイスです。
パーティが終わり。
「明日から一人暮らしかぁ。羽目をはずさないよう気をつけなきゃ……」
「いい物件見つかった?」
「はい。Dブロックに丁度いいアパートが。独身や新婚さん向けみたい」
「さ、荷物まとめなきゃ」
ブリタニーがルルルルと見つめあってますね。かわいい。
「タラ、荷物が片付いたらすぐに電話しなさい」
「タラちゃん、元気でね~」
皆さんお見送りです。
キンバリーも駆けつけてます。
タラちゃん、元気でね。
現在彼女が住むアパートを大急ぎで建築中です。
さ、家族が一人減ったので、また増やさなきゃね!
「おー、お二人さん、さっそくかい?」
ジョフさん、こんな時に来ないで下さい。
「ねえキンバリー、赤ちゃん出来た?」
サマンサまで……。
ジョフさんがキンバリーのストーカーで、サマンサがジョフさんをストーカーすることが多いので、こんな場面も珍しくありません。
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