爽やかな朝です。
出勤まで時間があるので、歯磨きを始めたコナーさん。
毎日こんなゆっくりした朝だと、見ているほうも楽しいです。
「あー、よく寝た。
ん? アルマンドはもう起きてるの?」
アルマンドさん、夜の2時にトイレに起きて、そのままずっとカードゲームしてます。
この人は……。
朝っぱらから女の人にハートを飛ばしてますね。
同じアパートに住むご近所さんです。
朝一番に遊びに来る彼女も彼女ですが。
「ぶふぇっ」
歯磨き終了。
「僕はこれから仕事ですが、こちらの花をお渡ししておきましょう。
このバラが完全に開くまでに、また帰ってきて話し相手になりますよ」
「まあっ!」
こちらも口説き終了。
ジョフさんは皆より出勤時間が早めです。
執事出勤。
さっそく朝食の用意を始めてくれました。
他世帯でも執事の挙動を調べていたんですが、なんとなく彼らの生態がわかってきました。
「朝食に真っ先に駆けつけるのは、やはりキンバリー奥様ですなぁ」
「ふぐ? 何が?」
タラちゃんは、ブリタニーをお風呂に入れてくれてます。
でも出勤時間が迫ってますよ!
「うわ~! お待たせしてすみませんーっ!!」
「僕なら大丈夫だよ」
二人の出勤時間は同じ。
同キャリアに就いてるので、なんとなくタラちゃんがコナーさんの秘書をしているみたいな感じですね。
「このフルーツヨーグルト、絶品だね~」
「アルマンドさん、今日は月曜日なんだけど……」
「家賃、代わりに払っといてくれるかな」
「分かったわ」
「6980$なりっと。」
アルマンドさんの一週間の稼ぎが8400$くらいなので、それを考えるとかなり高いですね。
「おおうっ! くさっっ!!!」
■執事の生態
・性格によって仕事の出来が左右される(主に掃除関係)
・食事を用意するのは原則一日一回、作る料理もランダム(?)らしい。
ただし家族に子どもがいると、子どもがおなかをすかせていたらそのつど食事を作ってくれる。
大体分かったので、ケントさんはこのままコーディアル家に通ってもらう事にしました。
ただし、明日からはメイドと一緒に仕事してもらいます!
相変わらずベッドメイキングしてくれないので。
へたくそな絶叫が聞こえると思ったら、ライリーさん所のお嬢さんが。
……学校はどうしたの?
「ねぇ、キンバリー。おばあちゃんとケントさんのことだけど……」
「ふ?」
コラリアさんとケントさんの衝撃場面を見てしまったサマンサ。
二人の関係が気に食わない彼女は、なんとかしたいみたいです。
「おばあちゃんには、目を覚まして欲しいの。
だって、死んだおじいちゃんが悲しむだろうし……。
それにケントさんとは、住む世界が違うっていうか」
「なるほど。おばあちゃん、ゾンビだもんね~」
ゾンビにしたのは、キンバリーの仕業ですが。
「久しぶりに、魔法使ってみるべ?
悪い魔法に、エクストラクトゥム・アモラスってのがあるんだ。
恋人を別れさせる呪文らしいよ」
「あら! いいわね!
じゃ、キンバリーお願いねっ♪」
「……あんたが本当に善良な魔女なのか、時々疑いたくなるわ……」
二人の運命やいかに。
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