日が暮れたら、閉店です。
今日もよく売れました。ほぼ完売です!
長女は夕食作りのために住居スペースへ。
最後のお客さん。
バイト君は休憩を取らせて、夕食を食べて帰ってもらいましょう。
皆で夕食♪
「ねぇねぇ、お姉ちゃんとキスしてるのみたよ~。どんな感じぃ?」
「ガブリエラ! 余計なこと聞かないのっ!!」
彼氏と次女の話が弾んでいるのを、ちょっと気にする長女ジンジャー。
彼氏は、色んな女の子にハートを飛ばすので、浮気が心配なのです。
頭のいい三女ジョージア。
長男の宿題をやってあげます。
「お兄ちゃん、宿題終わらせといたよ」
「ご苦労様~」
三女のあられもないパジャマ姿に、ドッキリを隠さない長女の彼氏ヒース君。
十代ばかりが七人。
にぎやかで良いですねー。
ニューソン家がひっそりとなっている時なんて、皆が寝ている時くらいです。
今の所、お店の仕事分担はこんな感じ。
長男:レジ、在庫補充
長女:ケーキ作り
次女:掃除、セールス
次男:人手の足りない所へ回る
三男:壊れたものの修理
三女:宿題担当、ケーキ作り補助
うーん、完璧な助け合い兄弟です。
「お兄ちゃん、お休みなさーい」
「おう、明日は留守番頼むな」
「オッケー」
「兄ちゃん、在庫補充手伝うよ」
「お前、出来るのかぁ?」
「兄ちゃんに出来るなら、俺にも出来る」
「……かわいくない奴だな」
小さかった三男も、お手伝いができるようになったんだなぁ。
学校の成績は、三男の方が良いのは事実。
でもそれだって、毎日休まず学校に行けたから。
長男は一日おきにしか学校に行けませんし、行っても寝不足でフラフラのまま登校でしたからね…。
「やっと補充終わった……。
チーズケーキの在庫がなかったから、明日ジンジャーに作ってもらわないと」
朝の4時近くです。
仮眠を取ったら長男は学校へ。
B+の成績をAに上げたいものです。
翌朝。
三女ジョージアが学校をサボる日です。
クレープの在庫も少なくなって来てたので、作ってもらうことにしました。
「早くお姉ちゃんみたいに、お料理上手になりたいなぁ」
「至急、食材配達お願い」
食べ物屋をやっていると、あっという間に冷蔵庫が空になりますね。
皆が学校から帰ってきました。
店を開くつもりだったのですが、友達を三人も連れ帰ってきたので、お店を休んで皆で遊ぶことにしました。
お友達の中に、長男の心を捉えた子がいました!
「植物ってすばらしいわよね!
私も葉緑体が欲しいわっ」
趣味「自然」の話をすると、目を輝かせる少女。
いい感じです。
すばらしい出会いを、早速日記に書きとめようとする長男。
後にすればいいと思うんですが…。
結局夜まで、友達と一緒におしゃべりしたりして遊びました。
途中、趣味クラブの人が邪魔しに来たりしましたが。
あのアフロ君、三女の彼氏とかにどうかなぁ。
例の少女と水風船で深夜まで遊び倒しました。
しかし明日は長男長女の誕生日。
この少女とも、お友達止まりに終わってしまいますね……。
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