Simple Life

「食堂が騒がしかったけど、何があったんだろ」

まじめな空には、レポートをやってもらうことにしました。
今後は、願望に出た時だけ、レポートをやらせるつもりです。
知識願望や財産願望、まじめな子などは、割とよくレポートを仕上げる願望を出しますよね。



さて、食堂ではティナが慎吾にハートを飛ばしてました。
貴彦とはカミナリ３つの仲ですが、好意を抱いているのは慎吾みたいですね。
貴彦は相性MAXな上ティナに好意を抱いているので、心の底からベタ惚れということか……。



「これ、踊りなの？　体操なの？」
「ウーン、ワタシよく分からないネー。でも楽しいよ？」

ティナとしてはもう少し慎吾を見ていたかったのかもしれませんが、貴彦に誘われて外へ出てきました。
貴彦に、タケミズ村で覚えた太極拳を披露です。
フリーウィルでどこまで恋愛行動してくれるのかな、とちょっと期待してます。
まだ誰も恋愛行動起こしてないんですが。



「ヘタクソー！」
「俺の黄金の人差し指が奏でる音色は、お前には分からん！」

えーと、慧です。
すっかり存在を忘れてましたが、元気にやってます。
どうも、下手くそな音楽を聞くと黙っていられないらしく、ずっとブーイングです。



（下手くそ以前に、マリーン先輩臭すぎかも……）

自宅のピアノで、プロ並みになるまで練習しまくっていた慧。
お坊ちゃんの彼の耳には、不協和音が耐えられないのです、きっと。



「ならばここで～♪　空のソロをおおくりしまーす」

楽しさが減って途中でレポートを放棄した彼女が、バイオリンを手に取りました。
自宅に楽器はなかったものの、勉強はちゃんとやっていたので、とっても上手です。
曲は、軽快なアメリカンカントリー。



「空ちゃんは上手上手！」

手を叩いて喜ぶ慧。
どうも受け身の行動が多い人です。
内向的な性格だからかな。



勉強スペースでは、女子二人がゲームの話で大盛り上がり。
二人とも遊ぶの好きみたいなので、すぐに仲良くなってくれそうです。



「太極拳もいいけど、俺はやっぱりこっちかなー」

貴彦、バレエの手すりに食いつきました。
ティナばかり追いかけてる姿が目立ったので、一人でいるとかえって違和感があります。



「えと、上体を右捻り……左？　あれ、れ？？」
「慎吾君、一人で何してるの？」

慎吾が一人で太極拳やってました。
昼に貴彦とティナがやってましたけど、後からあれに参加したんでしょうか。
もう夜の７時ですよ？



さて、星子と玲子がゲームで対戦です。
しかし星子の位置からは、ラマが邪魔でテレビ画面が見れないようですね。



「無専攻って専攻があるんだぜ、この大学」
「一体何を習ってるんすか」
「多すぎて一言では言えないくらいさ」
「総合学部みたいなもんなのかな」

男性陣は、のんびり夕食。



「そこ右右右！！」
「玲子ちゃん、うまーい！」
「星子こそ、そのショートカットよく見つけたねー」

食堂兼居間は、集まった寮生でにぎやか。
こんな寮が作りたかったんだ。プレイヤーは満足です



こちらは勉強スペース付近。
またスコットが一人で絵を描いてますが、これは指示してやらせてます。
庭の風景の描き直し。今度こそ、いい絵になるといいなぁ。



「たりらん♪」

こちらはフリーウィル全開の方。
やはり内向的な性格が災いして、一人で遊んでいる姿が目立つ慧です。
どうにかしてやらんといけませんね。



（先輩って、よく見るとかわいいかも）

絵を一区切りさせたスコット、夕食のために食堂へ。
あらら。シェリル先輩が気に入ったみたいですね。
ラマはゲームの音がうるさかったのか、静かなこちらに移って来てます。



うーん……。
そうか、彼女が好みなんですね。
そのうち、彼女をイメージチェンジさせて見ましょうか。



ついでに慧も食堂に向かわせました。
が、スコットはみんなとは別のテーブルについたようですね。
慧は引っ込み思案なだけ、スコットは人を遠ざけるタイプみたいです。



「私そろそろ寝るわ」
「まだ９時だよ？」

試験時間７時間後に迫ってきたので、学生達にはそろそろ寝てもらうことにしました。
成績が若干低めだった慎吾には課題をひとつ与え、さて、今日一日は早めに終了です。


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