「くうぅ~~~っ、貴彦の奴~~~!!」
怒り心頭な慧。
「ぶたなくたっていいのによぉ……」
乙女チックに泣きじゃくる貴彦。
相変わらず、姿と行動が一致してません。
「俺だって、俺だって、色々悩みがあんだよ……!」
後ろでは、「まだ終わってねーよ」とばかりに慧が臨戦態勢。
さらにその後ろでは、星子を含め寮生達がティナと一緒にフラダンスしてます。
「腰つきは、海の波に揺られるように、心地よくネー」
BGMは東南アジアテイストの曲。
ティナは、貴彦が星子にちょっかい出したこと、なんとも思ってないんでしょうかね。
「こ、こんな感じ?」
「スコット、向き違うヨー」
ティナは、スコットに一方的に惚れている状態を維持してます。
貴彦は、眼中になし?
慎吾は一人屋外で太極拳してました。
いないと思ったら、たいてい一人で体操おじさんの呪縛にかかってるか太極拳してるかのどちらかです。
「マハ~ロ♪ 星子、振り付け違うよ」
「私、どうしていいのかもう、何がなんだか……」
星子の人間関係。
貴彦の友好度-7って……。
でも夢に見るのは、通りすがりのNPCセス君。
誰が一番好きなの?
空と恋愛関係にありながらも、スコットは星子の側にいる事が多い……。
「星子ちゃん、また元気なくなったみたいだな。
皆でパァーっと、どこかに遊びに行く?」
「……それもいいかもね」
翌日。
「ここはお互い男らしく、相撲で勝負しようよ」
「慧、俺はな……。お前、俺を誤解してるぞ」
「何だよ。意味分からないこと言わないでよ」
「ほら、やっぱり星子ちゃん自身の意見が一番じゃねぇの?」
「……どうなの? 星子さん」
「えと、んと……」
「どうなのよ、星子ちゃん?」
……貴彦、目が怖すぎるよ。
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