講義から帰ってきた後、思い思いの行動をとり始める学生達。
ほとんどの学生が、講義の最後30分しか出なかったんですけど。
玲子はお風呂……。
NPC寮生マリーンが侵入してきましたがっ!
こいつ、けしからん!
お坊ちゃんである慧は、遊びに来たチアガールが気に入らないらしい。
(この人、キモイよ~)
口に出しては言わないけれど、顔にはしっかり出てる。
「じーっ」
(やりにくいな、おい)
そこそこ上手いバイオリンを奏でる慎吾と、それを見つめる貴彦。
慎吾、目をそらしてます。
「へたくそー」
「ブーブー!」
「……」
一本指奏法でピアノを奏でるチアガール。
踊りは得意でも、音楽は苦手らしい。
学生達から大不評。
皆が食堂兼居間でワイワイやってる一方、スコットは一人で静かにお風呂です。
十代で3つの死を見てきた彼は、どことなく影漂う青年に成長しました。
ちなみにスコットの願望。
実家に一人残してきた叔母が心配みたいです。
さて、先ほど玲子の入浴を、堂々と観察してたマリーン(NPC)。
今度はティナに話しかけたようです。
こいつ、寮の女の子達全員を狙っているのでは?
「ワタシ、ティナっていいます。よろしくね~」
「僕ここに住んで長いし、分からないことあったらなんでも聞いていいから」
その後ろで、ティナへしきりにハートを飛ばす貴彦。
「なー、いいだろ~? ティナ、最高だろ~?」
「……」
相変わらず視線をそらす慎吾。
デレデレしてる貴彦、こわめのファッションが台無しです。
日が落ちてきました。
空が水槽に魚を入れましたよ。
「星子、餌あげといてね」
「OK、OK」
「熱帯魚って、おいしいのかしら?」
餌あげるどころか、魚が星子の餌になりそうです。
大人に成長した星子は、とっても味のある顔立ちになりました。
「やっぱりトロピカルな味がするのかな?」
って、あんたも食う気なの!?
「こんなところに油汚れが……」
宇宙一綺麗好きな星子。
目に付いた汚れは放って置けないようです。
あくまで目に付いた時だけ、なんですけどね。
怠け者MAX娘だから。
「寮生活って言うから、僕てっきり赤レンガのクランプルボトム寮に入るんだとばかり思ってた」
「あそこ綺麗なだけあって、競争率高いらしいよ~」
十代では付き合ってた者同士です。
好きな人と一緒の食事は、会話も弾む。
慧、めちゃくちゃ嬉しそうな顔だ!
……と、皆が楽しそうにキャッキャやっている頃。
「ここのタッチは少し荒め……に」
スコットは秋の夜長に絵画をたしなんでいました。
一人で。
「私そういえば、まだ自分の部屋見てなーい!」
「僕も。どんな部屋なんだろ。後で見にいこっか♪」
明るくて楽しそうな食堂。
くつろぎスペースでは、星子とティナがゲーム対戦。
「ワタシ負けないヨ~!」
「私、こう見えても結構強いんですよ?」
(斜め後ろから見るティナもいいな~)
貴彦が相変わらずティナに張り付いてます。
実はこの二人、相性がカミナリ3つなんですよね。
(横顔もいい……)
貴彦、少しは視線そらせ……。
この人、一応二人の対戦を「見る」ってコマンドでここに来たはずなんですけど。
空の姿が見えないなーっと思ったら、マリーンとキャッチボールしてました。
マリーン、寮の女の子を独り占めする気でいるようです。
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