水槽を買いました。
ここが学生達の憩いの場になればいいですね。
餌やりを忘れないようにしないと。
さて、朝っぱらからやってきたのは体操おじさん。
「こりゃーー! いい若いもんが、朝っぱらからだらだら、テレビなんぞを見ているものではないぞ!」
じいさん、滑舌です。
「はいはい。体操すればいいんでしょ。どっこいしょと……」
「最近の若いものには、若さそのものからして足りん!!」
体操おじさんが行ってしまったら、湊はすぐさま体操終了。
「君、ひどい目にあったねー」
「あのおじいさん、きっと暇をもてあましているのよ。それより、一緒にお茶しない?」
すかさず口説く。
理香ちゃんがお友だちと食べていたから、なんだかその輪に入りづらかったんだ、僕。
といった感じの信也です。
「お前何そこで景気悪い顔して食ってんの?」
信一がやってきました。
「別に……」
信一は理香とティーン時代から仲良し。
一緒に枕たたきなんかして、よく遊んだりします。
「理香、おまえやっぱ面白いわ」
「なにそれ。褒めてるの?」
信也君、この輪の中には入れませんね。
一人寂しくどっかへ行こうとしてます。
「で、どうする? 私達、付き合っちゃう?」
「でも僕は、友だち以上恋人未満な関係が一番いいんだよなー」
楽しさ願望の恋の楽しみ方って、広く浅くって感じがしますものね。
ロマンス願望みたいに、ディープなものは求めません。
「君ってなんか、他の男とは一味違うね」
「……そう?」
湊はずっと男の子の後を追い掛け回してばかりです。
牛も中身が男なら、湊の守備範囲内。
でも口説く前に、この散らかり放題の食堂を、きれいにしてほしいな、牛。
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