えーと、あれから色々ありまして。
早い話が、寮の男性を口説きまくっていた湊の浮気があちこちで発覚しまくり、収拾がつかなくなってしまいました。
前の寮にいると、いつ何時誰に襲われるか分からなくて、たまったものじゃないので、引っ越しました。
定員四人の小さな寮です。
まあ、寮に入ってからも、こんなことがあったりして……。
「やっぱり、二股はこわいよね。ばれたときが」
というようなわけです。
とりあえず、壊れた友情を取り戻すため、二人にはチェスなどを……。
「ちょっと待ってくれる」
「いや、待ったなし!」
「あ、向こうに空飛ぶラマが」
「え!?」
「そお~……」
「なによ。空飛ぶラマなんかいないじゃ……あ!」
「ちょっと! 何してるのよ!!」
「やば、見つかった?」
ズルはいけません。
「この○×%*!!!」
湊、怒ると怖いよ……。
「分かったよ。しないってもうしないって」
「でもあんた、これで二回目よ!?」
友情の修復は難しいですね。
新しい寮に、この人が訪ねてきました。
ファンセイ・アンドリュー教授。
たしか芸術学専攻の先生。
この教授、性格の悪さとしつこさは、ある意味牛以上。
招き入れればたいていトラブルメーカーとなるのですが……。
おとなしくテレビゲームに興じてくれてますね。
「君、顔色が石油色だよ。どうしたのだね」
「いやぁ……。もう二股はこりごりっす……」
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