「げほげほうげほっ」
信一が風邪をひきました。
どうやらお客さんからうつされた様子。
ヒルズ全体でも風邪がはやっていることだし、早く治してもらわないとね。
「玲子ちゃん、あそびましょ」
店の忙しい間を縫って、子供のお世話です。
まあ、店はいざとなれば放置でもいいんですけどね。
ミルクをあげて。
玲子はどちら似なんでしょうねぇ。
店の中はこんな状態。
いつもどおり、敦がギターを弾いて、お客さんたちはてんで勝手におしゃべりです。
「よーう玲子。父さんは、今日もいっぱい稼いだぞ!」
店レベルが上がって、お客の数も増えたので、チップもたくさんはいるようになりました。
一回の演奏で、多いときには900$も儲かります。
いつもどおり、寝巻きのままカウンターに立つ圭子。
着替える暇すら惜しいです。
さて、そろそろ玲子の誕生日が迫ってきました。
お祝いの準備ですね。
「今日はありがとうございました」
お客さんたちにも、いったん帰ってもらいます。
はい、久しぶりの店じまい。
また大学時代の友人を呼んで、盛大にパーティーです。
「皆、わざわざ出てきてもらって、悪いな」
「玲子ちゃん、誕生日おめでとう!」
ふぐみたいに頬を膨らませて、ロウソクをふー。
さあ、玲子ちゃん変身。
こんなになりました。
たれ目は、圭子譲りですね。
将来が楽しみです。
まだ誕生パーティーは続いてるんですが、早速もう言葉のお稽古です。
もちろんこれが済んだら今度はあんよの稽古。
「ミルクは? ミルク」
「みゆく!」
早くマスターして、お店の看板娘になってね。
翌日には、信一がA+をとって帰ってきました。
子供達は、順調に成長しています。
もちろんお店のほうも順調に成長中。
とうとう8レベルまでになりました。
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