さて、レポートです。
これをやらなくちゃ、合格も危ういですから。
「というわけで、カバ男君。私のレポートやってくれないかしら?」
湊は人任せ。
「持つべきものはやっぱりカリスマだね!」
会心の笑みです。
「ピンクのジャージが似合う君! 僕のレポートも頼まれてくれない? 後でデートするからさぁ」
「デートで、おいしいお店に連れて行ってくれるなら、いいわよ」
「レポートかぁ。めんどくさいなぁ」
こちらは人に物を頼むのもめんどくさいと思ってる人。
どれだけ怠け者なんですか。
「あんたの寮の部屋って、呪われてるらしいわよ~」
「えー、うそだろ!」
人にレポートを任せて、湊はせっせと男の子を口説きにかかります。
「うちの家、居酒屋やっててさぁ。卒業したら飲みに来ない? サービスするよ」
「あら、うれしいわ」
こちらもデートをする相手を探すのに夢中。
そんな中。
どこからともなく現れた牛。
「あ、向こうにラマの大群が!」
「え! どこ!?」
「とりゃ!」
「!?」
水風船炸裂。
「ちょっとあんた! うちの寮生に手を出さないでくれる!?」
食堂のおばちゃんが、職場放棄して助けに来てくれました。
かっこいいぞ、おばちゃん。
しかし懲りない牛。
おばちゃんにも水風船。
罰として、牛君には悪戯の後始末を自分でやってもらいました。
今度来たら、別の手でお仕置きするわよ。
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