ずらずらっとお客さん。
カウンターが全部埋まると、うれしいですね。
お客さんの数が多いので、チップもどんどん入ります。
「大もうけ!」
バーでの売り上げよりも、敦のギターのほうが主収入です。
お店は放置している時間も長いのに、もう6レベルまで上がりました。
いや、放置していたからこそのレベルアップでしょうか。
こちらのお客さんは、ビールを飲みながら、談笑です。
地域交流のお店らしい光景ですね。
学校から帰ってきた信一も、居間のテレビではなくお店のテレビで楽しさ回復です。
やっぱりお店好き。
さて、この日、敦が市長になって帰ってきました。
生涯願望をかなえたので、これでようやくお店経営に集中できます。
「お父さんお帰りー。生涯願望達成おめでとう」
「おーおー。毎日出迎え悪いな」
そして速攻、
「あ、俺だけど。今日限りで市長辞めるわ」
市長に当選したばかりで、辞職。
無責任市長。
「あれ、お母さん、お腹大きくない?」
「ここに、あんたの兄弟が入ってるのよ」
「へぇぇー。楽しみだなぁ」
信一も、じきにお兄ちゃんですね。
そして、積極的にお手伝いです。
「洗い物は僕がやるね」
「あら、ありがとう」
お店のほうでは。
ちょっとお客さん。
どこから手を入れてるんですか。
金髪のお姉さん。
せっかく注文した飲み物を、取られてしまいました。
お客さん、商売の邪魔しないで。
今夜は敦のワンマンショーです。
おひねり、がっぽり。
あ……。
お姉さん、また飲み物取られてます。
「……」
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