翌朝です。
皆さん寝巻きのまま、朝ごはん。
出来れば着替えてほしいよな。
さて、そろそろレポートに取り掛からなければいけません。
寮にパソコンは三台しかないので、交代ごうたいに使わなければいけません。
人に頼もうにも、カリスマポイントがまだ溜まってませんし、自力で。
「わたくしに崇拝者ができたら、頼めますのにね」
この人、来年くらいから、レポートさぼりそうです。
レポートやってた真理ですが、飽きたのかすぐにブランコにやってきました。
ほかの学生達もブランコをやりたくて、集まってきてます。
本当にシムはブランコ好きですね。
真理にあこがれる礼治。
すかさず後ろを押してあげます。
でもよくみたら、ブランコの座る板をつかんでます。
「押す」って、背中を押すもんだとばかり思っていましたが、ブランコの板を押すんですね。
なんか危ないなぁ。
こちらの二人は、まだレポートやってます。
まじめに。
「あー。マジでたるいなぁ」
「でも、やることに意義があるんだよ」
内容はどうでもいいんです。
努力さえしてくれれば。
「ふー。やっと終わったぁ。さあ、ギターの練習しよ!」
「僕も終わった。さあ、ブランコで遊ぼうかな」
あんたもブランコ好きですか。
真理にようやくブランコを変わってもらえた礼治ですが……。
ブランコこいでる場合じゃないですよ。
後ろを見てみなさい、後ろを。
ぬわんと、真理がレニに「甘くささやく」を発動!
意外と積極的なんですね。
あわてて礼治も、真理にゴシップ話で割り込みます。
「実は、中嶋さんちのおばあちゃんさぁ……」
真理は中嶋さんは知らないと思うんですが……。
「家の真美姉さんとの喧嘩で大負けしたんだってさ」
「えー? 浮気のことで?」
こら、礼治。
身内の恥ずかしい話を広めるな。
この「ゴシップ」で聞いた話、シムがまた別のシムに話したりするんで、本当にどんどん秘密が広まって行っちゃうんですよね。
「礼治さんのお姉さんっていったい……」
真理も驚きすぎだと思います。