ルニが公園に行くと、先に誰かがギターを弾いていました。
「私の方が上手だもん!」
ギター合戦!
でもルニはちゃっかりおひねりもいただくつもりです。
「じゃーねー」
「え、もういっちゃうの?」
相手の女性はすぐにギターやめてしまいました。大人です。
歩き方を見ると、妊婦さんみたいですね。
そういえばこの人、ソナの友達だったような気が。
「やあ、子ども達元気してる?」
「狭い家がますますとんでもないことになっているわ」
ポロ兄さんが妹と会いたがっていたので、パーティーを開くことにしました。
買っててよかったダイニングセット。
外の携帯炉もあわせれば、かなりの人数を呼んでも皆座れそうですね。
「お姉さん、今日はあいにくの天気だわね~」
「あんたちょっと目つき悪くない?」
ちなみにこの子。
ポロ兄さんの子どもの一人です。
目の小さい所が、父親似なんだろうか。
「げへへへへっ」
しかしこいつがまた、悪い奴なんです。
さらに悪い特性を得ないよう引き取るべきか、否か……。
この家の住環境、まだそれ程良くないしなぁ。
「焼きライム~」
美味しいのかどうか分かりませんが、小腹が空いたルニ。
この火で遊んでいる女性、「命知らず」みたいですねぇ。
綺麗好きなお客さん達、自主的に後片付けしてくれるので楽です。
大人数のパーティーには2、3人呼んどくといいですね。
日が暮れて、炉の周りも賑わっています。
命知らずな彼女、火と遊んでないで、会話に加わってくださいよ。
あとはルニがギターを弾いたりして、パーティーは無難に終了でした。
「死の魚でお寿司作って食べたら、どうなるのかしら……」
翌日は、ソナに重要な予定があるため、ルニとポロは自由に過ごしてもらうことにしました。
ポロは墓場に行きたがっていたので、ついでに霊廟を探検させてみることに。
こんなになって出てきましたが……。
ソナの重要な予定。
デートです。
以前からこの男性とちまちま友好度を上げていたソナ。
年齢も同じくらいだし、お付き合いするにはいいお相手かもしれません。
「ねぇ、彼女っているの?」
「うーん、いないかなぁ……」
「一匹狼って、素敵な性格よね」
「えへへ、そうかなぁ」
褒めたり誘惑したりするたび、くねくねと喜ぶ彼。
一方その頃。
黒焦げだったポロさんは、ジムで修行中です。
スポーツ好きの特性もつけていたっけか。
ポロさん暇そうですし、自宅バスルームの惨状をどうにかしてもらうことにしましょうか……。
とりあえず、風呂は壊れていますし。
勇敢で命知らずなので自宅の治安維持には最高の要員。
おまけに軍隊キャリアについているので、修理とかもできるんですよね。
ルニとの結婚計画がなくなって、この家にいる意味があんまりなくなっているポロさん。
しかし、別の地位を着々と固めていってるようです。
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