私の生活は相変わらずです。
書いて寝て食って出すだけ。
それでも、ようやく私の作品も世に認められるようになりました。
今日はお祝いだわ。
一人でお祝いというのも寂しいので、富永さんとデートすることにしました。
思い切って電話をかけてみると、OKしてくれました。
よかった……。
とりあえず、サンシャインパークで待ち合わせ。
早速富永さんに、私の作品が売れたことを話しました。
「そうなんだ。それはよかったねぇ」
「僕も認められるまでが、大変だったよ」
「でも認められるとなると、次の作品を書くのが怖くありません? 期待に沿うものがかけるかどうか」
「でも書くしかないんだよね、僕達は」
「そうですわね」
「私今、看守と囚人の恋の物語を書いているんですの」
「へぇ、面白そうですね」
「二人の間にある鉄格子を、どう取り除くかが鍵ですわ」
「でも、鉄格子を取り除いたら、やばいんじゃないかなぁ」
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