お店にも、だいぶ人が入るようになりました。
いらっしゃいませ。
「どうぞ」
「どうも」
こちらはまた、シュールなお客さんですね。
お店の中もにぎやか。
お客さん同士が盛んにお話しあって、いい感じです。
「ただいま~」
信一が、初登校から帰ってきました。
「さてと……」
彼の母親は、真昼間から熟睡中。
なので、
「お店お店♪」
お店が大好きな信一。
母に代わって早速接客です。
とここでいきなり、お客さんたちがいがみ合い。
女性客が、男性客をいわれなく侮辱しているようです。
すかさず間に入る信一。
「おねぇさんおねぇさん。僕の平和なジョークを聞いたってぇな」
「あら、いいわよ?」
彼にかかれば、いがみ合いの一つや二つ、簡単に収まります。
夕方には、父親が帰宅。
「父さん、お店のほうは大丈夫だったよ」
「おお、いつも悪いなぁ」
早速信一の宿題です。
「いいか。明日からは、宿題してから店に出るんだぞ」
「はいはい」
「え~と。分数って、足す時どうやるんだったっけなぁ」
「通分だろ、通分」
「通分? えーとえーと」
苦戦中。
「12じゃなくて6だった」
消しゴムで消して、削りかすをふーっと。
宿題終了です。
宿題が終わったら、夕ご飯。
冷蔵庫から、作り置きのチリコンカルネを取り出します。
両親がお店で忙しいから、夕飯はいつも一人で食べることになりそうですね。
「寂しくなんかないやい!」
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