結婚の意志を固めたキンバリー。
一方のサマンサもお相手を見つけたので、結婚後の新居を探すことにしました。
「夫婦二組に、アルマンドさんの連れ子、おばあちゃん、ミルミル。大所帯になりそうね。
それから、あたし達が魔女だって旦那達にはばれない方がいいじゃない?
それプラス、魔法の大釜と魔道書と使い猫二匹とおばあちゃんを隠せるような部屋のある住居って、あるかしら」
「ここに良いマンションが載ってるわ…。6DLKにプラスして隠し部屋ってのが」
「まるで、あたし達のためにあつらえられたマンションみたいね」
「家賃いくら?」
「7000$ちょっと」
「……ま、アルマンドさんの稼ぎがでかいから、いけるんじゃない?」
「私のフィアンセも、この間最高経営責任者に昇進したって言ってたわ」
「お金の心配はなさそうね」
「私達が先に入居して、隠し部屋を整えておく必要があるわね」
「脳みそ食いたい……」
「おばあちゃん、食事なら執事に言ってね」
「二人して、何の相談?」
「お引越しよ」
「すぐに連絡してみようっと」
「おばあちゃん、あたし達の猫との専用部屋があるマンションなのよ!
この小さな家ともおさらばして、明日からは高級マンション住まいってわけ♪」
二人の肌と魔法のオーラは、MODを使って消しました。
これで「奥様は魔女」ごっこも可能になったわけです。
おばあちゃんも、緑ゾンビから普通のゾンビに戻っちゃいましたが。
「あうちっ!」
魔道の勉強に飽きたおばあちゃんは、家の中をうろうろ。
サマンサの魔道書に手を出したら、指を挟まれてしまいました!
引越しに伴って、ミルミルも連れて行こうとしたのですが、持ち物欄に入らず。
どうやら引越しにつれてはいけないようです。
ためしに「養子に出す」をしてみたら、警察の人が来てミルミルをどこかに消してしまいました……。
その後電話でペットの引取りをしても、ミルミルを取り戻せなかったし。残念です。
さらば、ミルミル。引越し先では2世を飼うことにします。
翌日。
コーディアル家は新しいアパートにやって来ました。
「アパートメント・ディフェッザ」
三階建てが二棟ならぶ巨大アパートです。重いです……。
サマンサは例の物件を吟味。
「広いわね~。
それに、奥の一部屋は家族専用のリビングにちょうどいいし。
これで7000$なら、安い方か」
「ここを借りたら、コナーとアルマンドさんに連絡……。
いや、その前に隠し部屋を整えた方がいいわね」
サマンサの彼氏、ジェフかと思っていたらコナーでした。
コナーの同居人がジョフって名前だったのね。
一方その頃。
おばあちゃんに追いかけっこをしてもらうオロミーとモロミー。
決して、おばあちゃんから逃げているわけではありません。
早速契約です。
「家賃は毎週月曜日ですから、お忘れなく」
「分かりましたわ」
大家はこの人。
かわいらしいおばあちゃんですね。
お気の毒なことに、このアパートは手入れが必要な植物が多いので、大家泣かせな区画だったりします。
早速隠し部屋をデコレーションします。
「私達の嫁入り道具ね。誰にも見せられないけど」
「サマンサ、このアパートすごいよ!
共有スペースに、ジムやらプールやらプレイルームやらコンサートステージまである!!」
「……だから重いのね」
「何が重いの?」
二人が借りたのはメゾネットとやら。
隠し部屋も二層構造になってます。
魔術ルームとおばあちゃん専用の寝室。
そこそこ広いので、オロミーとモロミーも窮屈な思いはしないでしょう。
しかしこの部屋、お隣さんから丸見えだったりして。
姉妹の秘密、最後まで隠し通す事が出来るのでしょうか。
「コーディアル家の切り盛りは、やはり私めがいないと始まらないということですな」
最後に姉妹の秘密をよく知るケント氏も雇って、新居での生活準備は整いました!
いよいよ姉妹のフィアンセを呼んで、結婚式と参りましょう。
前へ / 次へ
PR
トラックバック
トラックバックURL: