今晩のお料理は、お父さんが作ることになりました。
朝からずっと料理の勉強をしていたので、いきなりサーモンに挑戦です。
とてもおいしく出来ました。
お父さんに、学校であったことを話してあげました。
何で三角形の内角の和が180度なんですか?
夕ご飯の後は、空の宿題を見てくれました。
お父さん、まだ小説の執筆が出来ません。
食器の後片付けは、私が出来ますよ。
それからお風呂を磨いて、トイレもきれいにして。
お父さんはその日も夜遅くまで、小説を書いていました。
完成したみたいだけど……。
やった!
ベストセラーです。
私達もちょっとだけお金持ちになったんですね!
翌日。
空はあんまり成績が上がらなかったみたい。
でも私は。
「やったー! A+!!」
お父さんほらほら見て!
「すごいぞ、星子! さすがはコスモの子だ」
お父さんは時々電話をかけます。
相手は、最近となりに引っ越してきた女の人。
やさしそうな人なので、私は好きです。
成績が振るわなかった空は、もう一度お父さんに宿題をみてもらいました。
がんばってね。
私はもう一人でできます!
こんなの簡単。
今日も皆で夕ご飯を食べました。
「宇宙人って、どんな顔してるんだろうね」
「父さんにも、分からないなぁ」
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