翌朝、とても信じられないことが分かりました。
ヨハンは、私との間に起こったすべてのことを、母に話していたのです。
そしてもっと信じられないことに、
母は、私とヨハンを許し、私の妊娠のことまで喜んでくれたのです!
これは一体どういうことなのでしょうか。
母は私が思っていた以上に、根の図太い人だったんでしょうか。
母さん、これで本当にいいんですか?
かといって、母が私達のために身を引いたわけではないのです。
我が家で色々と難しい事態が起こっているとき、パスカルがA+の成績表を持って、飛んで帰ってきました。
ちょっとした息抜きの瞬間でした。
おめでとう、パスカル。
夕食時、ヨハンにどうやって母を説得したのか聞いてみました。
彼は、母を説得したわけではないと言いました。
ただ彼は、母と私を平等に愛し、また子供たちの父親として、我が家を安泰に支えていくと誓っただけだそうです!
私は本当に、今の状況が信じられません。
しかし、身重の体で家を出て行く心配はなくなり、少しだけ安心もしました。
その日の晩は、ヨハンは私と一緒に寝てくれました。
翌朝は雪でした。
玄関先を覗くと、母がひとりで、雪だるまを作っていました。
母の作った雪だるまは、私が作るのよりもとてもかわいい顔をしていました。
パスカルは、家の中でお勉強。
我が家に、いえ私に、また平穏が戻ってきたようでした。
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