仕事で昇進するため、私は朝から勉強です。
昨日のこともあるし、何かに打ち込んでいたほうが心が楽です。
そして夕方には、母が私立学校の校長先生を家に招待しました。
パスカルを、もう私立学校に入れるんですか?
家の中の案内は、ヨハンがすることになりました。
でも、ヨハンはまだ母と結婚していませんから、正式な父親ではありません。
私立学校入学には、これは大きな障害となるのではないのでしょうか。
ヨハンが校長に家の中を店に回っている間、母はせっせとターキーの準備です。
焦がさずにうまく作れるといいのですが。
この家に引っ越してきた頃は、実は毎日のように火事を出していた母です。
私はというと、勉強に疲れて、ターキーのいい匂いにつられて食堂に出てきました。
でも、私はこの校長は好きません。
一緒に食事をしなくてはいけないんですね。
みんなでターキーを食べながら、おしゃべりをしました。
母とヨハンは、自分達の関係について、校長に隠すことはしませんでした。
結婚してないなんて、やっぱり致命的な減点対象じゃないでしょうか、と私は思ったのですが。
私は早めに食事を済ませて、ビリヤードで遊びました。
話し方のうまい母がいれば、まあ何とかなるでしょう。
ヨハンもやってきました。
やっぱり後は母に任せたようですね。
それにしても、私とヨハンが二人きりでここにいるのは、なんだかおかしな気もします。
ヨハンはいつも母といるような人ですから。
本当に、なんだかおかしな気分です。
パスカルの私立校入学試験は、母のおかげで無事パスしました。
私が思っていたより、心の広い校長だったようです。
今日は勉強したよりも、ヨハンとビリヤードの勝負をしたせいで疲れました。
早めに休むことにします。
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