寝起きから、ぽろんぽろんギターから不協和音をつむぎだす敦。
本人はやっぱり気持ちよさそうに弾いてますが……。
「またラマの悲鳴みたいのが、隣から聞こえてくる……」
隣室のレニにはいい迷惑です。
食堂では、また学生達がたむろしてました。
「ねぇ、アンネッタさんはどんな男性が好み?」
「どうしたの、急に」
「それより、真理ちゃんはどんな男がだめだったりする?」
「そうねぇ、弱々しい方はちょっと頼りないですわね」
すぐに泣く礼治は、やっぱり駄目なんですか。
「ねえ、敦君。真理ちゃんって、レニ君のことが好きなのかなぁ……」
「がつがつ。ふぇ?」
敦はホットケーキをかきこむのが忙しくて、聞いちゃいません。
ところで、何で食堂のおばちゃんも、この席に座ってくるんだ?
あ……。
ホットケーキをカウンターにおいて、おばちゃんが職場放棄。
仕方がないので、暇そうだったレニを捕まえて、おばちゃんが復帰するまで食堂を任せることにしました。
ということは、真理は必然的にレニと引き離されるわけで。
談話室でこの二人……。
え? なんかいい雰囲気じゃありません?
なんと、真理から礼治に「ほのめかす」
「礼治さんて、ブランコ押してくれたりして、とても気がつく方ですのね」
「えっ……」
真理……。
レニが好きなんじゃなかったの?
「すてきですわよ」
「……」
しかも二人に淡い恋心が来ましたよ。
礼治には、結果としてこれでよかったのかな。
ちょうどステレオがついていたので、二人で踊ってみたり。
礼治、楽しそうだ。
それにしても、真理。
どうして突然手のひらを返したんでしょうか。
気になります。
礼治、喜ぶのはまだ早いぞ。
多分。
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