日曜日は、兄弟そろってお勉強。
大学に行ったときのための備えです。
「何打お前は。生意気だぞ!」
「あいた!」
お店のほうは相変わらず。
「すみません、今日のところはお帰りいただけます?」
本当は、先にいちゃもんつけてきたアフロ男のほうが悪いんですが。
富永家の孝治もやってきました。
そしていきなり、他のお客さんに指差して笑われてます。
いじめられっこ体質?
はい。
弱いものいじめをする人も、さようなら。
孝治、家計が苦しいはずなのに、敦におひねりを入れてくれました。
いい人だ。
そして、拍手まで送ってくれましたよ。
夜には、たくさんのお客さんが敦のギターに合わせて、ダンスを楽しみます。
そして、
そして、へたくそなダンスを見て指差して笑うお客さんも。
皆それぞれ楽しんでくれてます。
信一は、同い年のお客さんとおしゃべり。
彼は楽しさ願望ですから、楽しいデートは大好き。
その相手がほしいわけです。
それも、たくさんいればなお嬉しい。
そんな彼、日曜日の夕方に、お友達に電話をかけました。
「シェリーちゃん? 今日一緒にどこかへ遊びに行かない?」
お友達を誘ってやってきたのは、ダウンタウンのサンシャインパーク。
ちょっとお話しするには、いい場所です。
「ところでさあ、シェリーちゃんって彼氏いるの?」
「いないいない。信一君、なってくれる?」
「じゃあ、まずは今日だけでも恋人同士ってことにしようか」
楽しさ願望の彼にとっては、デートしている時だけ恋人同士という設定は、都合がいいんです。
「ところでさあ、理香ちゃんのお母さんのことだけど」
「なになに?」
ゴシップ話です。
「よく火事を出して、料理を焦がすんだって!」
その話、確か前に理香から聞いた話だったっけ。
こんな風に、噂話はシムからシムへ広まっていくんですね。
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