春になったというのに、まだ雪がちらついています。
まだまだ寒い今日この頃。
「ふんふふ~ん♪」
真理は創作スキル上げ。
描いているのは……、幼稚園レベルですが。
礼治達はがしがしレポートに取り組みます。
「終わったぁ。今期のレポートは、結構楽勝だったな」
こちらも、スキル上げがひと段落して、お昼です。
「レニさんも、早くスキル上げが終わらないかなぁ(一緒に食べれるのに)」
レニはこなかったけど、礼治が来ましたよ。
むしろ、こっちのほうが本命じゃないのかと。
たまたま遊びに来ていたチアガールの子も交えて、一緒にお昼ご飯。
「冬のペンギンってさぁ、わざわざ南極から遊びに来てんのかなぁ」
「太平洋を縦断して?」
「きっとどこかの動物園から、脱走して来たに決まってますわ」
真理、なんかすごい顔してますね。
「ところで、真理さんにちょっと提案があるんだけど、いい?」
「提案?」
「これなんだけど……」
「まあ!」
突然すぎてごめんなさい。
礼治が取り出したのは、婚約指輪。
もう三年生になったことだし、そろそろいいかなと思って。
「えと、受け取ってくれる?」
期待にあふれてたずねる礼治。
「そうね……」
真理の頭によぎるのは、もちろんレニのこと。
ですが。
「貰っておくことにしますわー」
「本当? よかったー!」
これを期に、真理にはレニを追い掛け回すのをやめていただきたいです。
(あちゃー。私思いっきり邪魔だったかなー)
チアガールに見守られながらの、婚約でした。
って、ストリーキングきたーー!!
せっかくの婚約の思い出を、台無しにしないでよ!
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