「昨日の帰りは、門限ぎりぎりで危なかったね」
「うん。まあ、鍵かけられちゃったら、塀をよじ登るつもりだったけどな」
朝食の後は、二人でゲーム。
対戦をしてみました!
私、ゲームじゃ誰にも手加減しませんよ。
それっ!
「おーー!!?」
アダム、ものすごく悔しがってます。
楽しいですね。
前の寮の生活とは、天と地の差です。
彼とこうしていると、とても幸せです。
それでも、幸せというものは、そんなに長くは続かないものです。
彼が家の都合で、大学を中退することになったのです。
この寮から出て行くことになりました。
「まあ、電話くれたらすぐに会いに行くから、これでお別れってわけでもないし」
「うん……」
本当に残念です。
今の私には、彼を見送ることしか出来ませんでした。
さようなら。
また電話します。
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