お客の回転を早くしないと儲かりそうにないので、いっぱい飲んでくれたお客さんには早々にお帰りいただきます。
さようなら。
新規でやってきたお客さんは、かならず敦にチップを入れてくれます。
多分、他にすることないからだと思うんですが。
何もすることがないのは、さすがにお客さんがかわいそうなので。
なけなしのお金で、テレビを設置しました。
お客さんたち、他にすることがあまりないので、互いにおしゃべりしてどんどん仲がよくなっていきます。
このお店、地域住民のつながりに関しては、よい貢献をしてくれそうだ。
こちらのお客さんたちは、ハグ出来る仲に。
おや、親父さんもういっぱい注文するんですか?
今夜はゆっくりしていって下さいね。
しかし。
「げほっごほっ! がはっ!」
ある女性客が不審な咳。
もしかして、それインフルエンザですか!?
あわわ。
インフルエンザをうつされたらかなわないので、早々に店じまいすることにしました。
他のお客さんたちにもうつされたら、とんでもないことになります。
「うほほ。どっちゃり」
しめて500$です。
これは大漁ですね。
本日の主な利益です。
「お客さん、もう店じまいなんですけど」
「いっぱい飲ませてくれるまでは、帰らんねぇ!」
「女将さーん、俺にもいっぱい」
敦、一仕事の後の一服です。
「それにしても、飲み屋の商売って、地味だな……」
バーカウンターだけのお店じゃあ、お客さんが注文してくれるまで待つしかないという完全に受け身な経営しか出来きませんものね。
これだけ地味でいいのかってくらい地味で地道です。
まあそういうことは置いといて。
「とりあえず、初日は大成功ってところかな」
「うん。黒字だしね」
そして二人は新婚さんだから。
「子供がほしいね」
「とりあえず、一人はね」
そして今晩はお休み。
お疲れ様。
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