最後にやってきたのはこちら。
ちょっと寂れたマーケットです。
「携帯電話! これ欲しかったの~」
必須アイテムもゲットしましたよ。
「うわぁ、面白いダンス!」
パフォーマーの人発見。
ちょっと見物していきましょう。
七三分けのブレイクダンサーです……。
「私もやってみたいです!」
「よろしい。では俺がいろいろと教えてあげよう。
そもそもブレイクダンスとは、1970年代アメリカのサウスブロ……」
「歴史はいいですから、ダンス教えてくださいよ~!」
「じゃ、俺の真似をしてみな」
「こ、こうですか?」
「俺、そんな風に見えた~?」
「だって、なんか壊れた感じの動きしてたし……。
こう、『う、腕がーーー』って」
レッスンは迷走中。
その頃店内では。
「サマンサさんに、買い物頼まれてたっけ」
「じゃあ、こんな感じ?」
「あーまー、ちょっと近づいたかな」
「タラちゃん。遅くなるから帰ろう」
その頃自宅では。
「さあ、ここからが踏ん張りどころだよ。ブリタニーちゃん」
「お嬢様、ミルクのお時間……」
「後にしてくれる?」
外は雪景色。
素敵な誕生日になりそうです。
「ブヘァーー!!」
おしとやかだったサマンサのイメージが、プレイヤーの中でだんだんと崩れてくる今日この頃。
「うん! ピカピカ!
この歯なら、石だって噛み砕けそうだわ」
「お嬢様、ミルクをお持ちしました」
「よく見なさいよ。あんた仕事遅いって」
「……」
どうも要領が悪い執事。
さ、パーティを始めましょ。
執事、まだブリタニーに構いたがってますね。
赤ちゃん時代は全然見向きもしなかったのに。
「いらっしゃーい!」
「成人おめでとう、タラ!」
「ちーっす」
「ちわー」
呼んだのは彼氏のアジェイ、親友のニューソン家のジンジャー、ジンジャーの彼氏です。
タラちゃんにハートを飛ばすジンジャーの彼氏……。
一応ジャスティンも呼んだんですけどね……。
やっぱり帰っちゃうのかよーーーーっ!!!
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