通勤初日にして、ゲーマーキャリアを極めて帰ってきました。
生涯願望も達成です。
それにしても、私がヨハンのことを好きだなんて、どうかしてます。
ヨハンは顔はいかついし(私は顔が長いですが)、食事中にゲップするし(私も時々しますが)、食後におならするし(私も時々しますが)、トイレの水も流し忘れるし(私も時々しますが)、これの一体どこがいいんでしょうか。
それでもとりあえず、自分の気持ちが分かってすっきりしたので、ヨハンにこのことを話してみることにしました。
きっと笑って、私が彼への親近感を愛情を取り違えていることを、教えてくれるでしょう。
って、え?
これが彼の答えですか?!
ああー!!
私は彼に裏切られたのでしょうか。
それとも、これこそ望んだことだったのでしょうか。
それで私はえ~と。どうしたらいいのでしょう。
なんかお客さんが勝手に部屋の中に入ってきてるんですが。
とりあえず、自分の気持ちに正直になってみます。
ところでお客さん、トイレなら向こうのに行ってくださいよ……。
でも、こうなったら、母はどうなるのでしょうか。
私はそれが心配でたまりません。
母と一緒にいるときのヨハンも好きだったのですから。
翌朝は、雪でした。
そういえば、今年の冬ももう来ていたのですね。
階下に降りると、仲良く抱擁しあう母とヨハンの姿がありました。
こいつ……。
悪い男です。
人のことは言えませんが。
なんだか、家の中に居づらいので、外で庭の手入れをすることにしました。
そういえば、そろそろ畑を作ってもいいかもしれないな。土地はあるし。
家の中をちょっと覗くと、二人が一緒に朝食をとっていました。
何か吐き気が。
まずいかも……。
おなかが空いていたので、私も遅めの昼食にすることにしました。
それにしても気持ち悪いなぁ。
なんだか怖くて、私は母と顔を合わせることが出来ません。
ヨハンとも、何か気まずいのでやっぱり顔を合わせられません。
翌日の早朝。
私のおなかが大きくなりました。
私は、こっそりこの家を出て行ったほうがいいのでしょうか。
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