父のある一日をご紹介します。
執筆が忙しく夜更かししていたので、朝はちょっとだけ遅めです。
僕が学校に行ったあとに起床。
起きたら、まずトイレ。
それから、お風呂にはいります。
そして、僕が作り置きしている料理で、朝ごはん。
朝から、鳥の照り焼きを食べてます。
食べ終わったら、おもむろに執筆に入ります。
昼過ぎに、僕が学校から帰宅。
今日の成績は……。
やった。
やりました。
A+です!
喜び勇んで父に見せに行くと、わざわざ執筆を中断して褒めてくれました。
父は内気だけど、とても優しいのです。
でも僕は、今日も友だちを家につれて帰る事が出来ませんでした。
友達を作るのは、内気な僕にはとても大変なことです。
僕が宿題をしている間も、父はずっと執筆活動を続けます。
なにしろ、原稿料が唯一の収入ですから。
書かないと生活していけないのです。
夜になって、僕が夕ご飯を用意します。
今日も、作り置きしていた鳥の照り焼きライスです。
夕ご飯は、たいてい一緒に食べます。
話すのは、僕の学校のことや、父が今書いている小説のこと。
植物シムの生涯を書いているそうですが……。
夕ご飯の後は、少しだけテレビを見ます。
頭を休ませている感じでしょうか。
僕も、家事がなければ父と一緒にテレビを見ます。
ドラマ「シムER」が、僕達の楽しみにしているチャンネルです。
寝る前に、父は星を眺めます。
この人は、小説と数学と星が好きなんです。
天体望遠鏡は、この間の原稿料から買いました。
それからお風呂にはいって寝ます。
午前1時ごろ就寝。
ほっといたら、父はこの先も、同じ毎日を過ごしていきそうです。
僕としては、父自身のためにも、恋人を見つけて再婚などしてほしいのですが。
無理でしょうかね。
父はぼくの親だけあって、とても内気ですから。
PR
トラックバック
トラックバックURL: