引越し二日目の朝です。
昨日来たお客さん、家の中に水たまりを作っていました。
一体何の水たまりなんでしょうか。
初登校です。
初めてのスクールバスに乗るのは、なんだかとても緊張します。
皆とうまくやっていけるでしょうか。
しかし、期待していたほどクラスの人たちとおしゃべりも出来ず、あまりよろしくない成績を抱えて、すごすごと帰ってきました。
学校って、思っていたよりも行くのが難しいところなんですね。
家に帰ったら、父の朝食と昼食の後片付けです。
父さん、お皿くらい洗っておいてくれてもいいだろうに。
それでも、僕の成績を見た父が、宿題を手伝ってくれました。
我が家の唯一の収入源である小説執筆の合間を縫ってなので、ありがたいことです。
今度は、もう少しいい成績をとって来ますよ。
夕ご飯は一緒に食べることにしました。
なにしろ、二人だけの家族ですから。
「で、学校はどうだった? 皆と仲良く出来そうか」
「たぶん……」
僕は空気みたいなシムですからね。
仲良くというより、皆僕がいることに気づかないんじゃないかな。
「それより、父さんの小説のほうはどうなの? どんな話?」
「平凡な女性の、平凡な一生の物語だよ」
いつも思うのですが、父の小説には派手さがありません。
もう少しサスペンスや、バイオレンスなんかもあってもいいんじゃないでしょうか。
食事のあとは、僕は一人でテレビを見ました。
兄弟がいればなぁと時々思います。
翌朝。
請求書が届いていました。
これを払ったら、我が家の家計は800$あまり。
食費を考えると、痛い出費です。
仕方のないことですけどね。
毎朝のクロスワードパズルが、ささやかな楽しみです。
それすらも、時々新聞泥棒によって奪われますが。
このあたり、多いらしいです。
犯人は、中嶋さんちのおじいさんらしいですが……。
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