昼ご飯が出来ました。
早速お客さんと一緒に食事です。
「あなた、テニスってやる?」
「……」
「……」
「僕は、テニスはやらないんです。見るのも、だめですね。それより、占いのほうが好きです」
「占いなんて、私は信じてないわ。それより今は、サッカーでしょ。サッカー」
「僕、サッカーもあまり見ないんです」
なんてことだ。
お客さんとぜんぜん話がかみ合いません!
「星空はどうだい? リバーブロッサム・ヒルズの夜空は、とても美しいんだよ」
田舎ですから、空気が澄んでいるのでしょう。
父の小説が売れたら、天体望遠鏡を買ってもいいですね。
食事が終わると、結局僕はまた本読みに戻ってしまいました。
やっぱり、人と話すのは苦手です。
こんな感じで、引越し初日は終わり。
父も夜更けまで小説を書いて、布団にバタンキューです。
明日からは学校が始まります。
こんな僕に彼女が、いや、友達が出来るのでしょうか。
とても不安です。
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