ヴァネッサは、今日も元気に登校です。
学校が気に入って本当によかった。
マルコもしぶしぶ登校です。
私立学校に行きたいといっていましたが、どうせ女の子目当てなのは分かっているので、却下しました。
子供たちを送り出した後は、私たちも出勤です。
ところで私たちの迎えの車の運転手さん。
スクールバスの運転手さんと同一人物に見えるのは、気のせいでしょうか。
昼間は母が一人で留守を守ります。
もっぱら、友だちに電話をかけてすごしているようです。
ヴァネッサが学校から帰ってきました。
成績は、まずまずだったようですね。
B+なら、もっと喜んでもいいはずだと思うけれど。
先に宿題を済ませたマルコは、ビリヤードです。
これが得意になれば、もっと女の子にもてると信じているようです。
兄妹でお夕食。
父親は違えど、仲良しなのは見ていて安心します。
「今日学校の体育の時間でね、野球をやったのよ」
子供たちのたわいないおしゃべりは、聞いていて本当に楽しいものです。
「僕もそろそろ大学に行こうと思うんだけど」
「まだだめよ。もうちょっとちゃんと勉強をしてからよ」
まだまだ心配な息子です。
もう少しそばにいてもらわなくては。
何しろ、暇があれば鏡を覗いてばかり。
「親父は顔は怖いけど、僕は結構イケてる顔だと思うんだよね。似なくてよかったな」
「こうしてると、たくましくも繊細にも見えるよね」
私は彼の哀愁漂う眉間が気になります。
「歯だって毎日30分かけて磨くから、白くてぴかぴかだし、歯並びもいいし……」
「お肌だって、つるつる……」
それはやっぱり若いからね。
でも、マルコだってれっきとしたヨハンの息子。
父親から受け継いだものもちゃんとあります。
「!?」
息子の鼻と口元は、ヨハンそっくりなのです。
「……」
でもそんなに気落ちすることはありませんよ。
お鼻が立派な男の人は、私は好きです。
運が強そうだから。
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