「さーてと。今日はちゃっちゃと宿題を終わらせなきゃな」
信一、このあと予定があるのです。
お店のほうは、両親と玲子がいますし、信一が抜けても大丈夫でしょう。
というわけで。
「あ、みなとちゃん? ダウンタウンで、デートなんてどうかな」
誘い方が悪かったのかどうなのか、デートスコアはダサいからスタートに。
「デートに画廊って、結構いいと思ったんだけどねぁ」
とりあえず、くすぐりあってスコアをちまちまあげていきます。
このままでは、ゆっくり食事も出来ませんもの。
適度にスコアをあげて、こんどは1-20-5カフェ(だったかな?)に来ました。
「そうだ、みなとちゃん。わすれもの!」
「何が?」
ちゅっ
「あれ、みなとちゃん。今のがファーストキスだったりする?」
「するけど、気にしてなーい。私の人生において、しょせん100の内の1程度だから」
みなとは、ロマンス願望なのです。
ロマンス願望だけあって、ファーストキスの次は、あっという間に「いちゃつく」願望を出していました。
侮りがたし。
一緒にご飯。
何をそんなに見つめあってるの?
信一はお腹をすかせていたのでフィレステーキを注文させましたが、みなとは、ハンバーガー。
「そんなジャンクフードでいいの?」
「私の中で、今これがブームなの」
「ところで、佐武理香って知ってる?」
「理香ちゃんのこと?」
「知ってるも何も、僕達の親同士が親友だから、しょっちゅうあってるけど」
「面白い人だよね」
「そお?」
デート終了間近には、いちゃつくことも出来るくらい仲良くなれました。
楽しいことが大好きな信一。
デート友だちがまた一人増えました。
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