家に帰ってくると、ママは慧の言葉のお稽古中でした。
スマートミルクを作ってもよかったんですが、何かめんどくさいので、電球帽で。
「慧、ミルクって言ってごらん」
「みゆく!」
「じゃあ、ママは?」
「やーやー!」
ぐずる慧。
どうにか言葉を覚えました。
しかし、覚えてすぐで悪いんだけど、今度はあんよの稽古。
スパルタです。
でも、これを覚えたら、後は自由に遊んでもいいからね。
「はーい、たっちしてー」
「うふうふ」
あんよの稽古は、うれしそうにやりますね。
「ママのところに来てごらん」
「?」
首をかしげるところがかわいいです。
そしてめでたく、あんよもマスター。
さあ、君は自由だ。
でもその前に。
「みゆくみゆく!」
お食事です。
「みゆくー」
本当にかわいいですねぇ、と親ばか。
「ごくごく」
一気飲みです。
相当お腹空いてたもんね。
「おいちいね」
それはよかった。
「二人ともお出かけどうだった? お花も満開だったでしょ」
「お花は見てないけど、ボーリング場とお店と、スケートにいったよ」
今晩は、皆で夕ご飯です。
「今度はママと慧も一緒にお出かけしたいね」
「そうだね」
「ボーリング場では、理香は散々だったね」
「あれは、玉が悪かったの!」
「スケートはあたしのほうが上手だったんだよ、ママ」
「あらそうなの。パパはちょっと運動神経が鈍いからねぇ」
家族団らん。平和です。
ボーリングのことを思い出して、理香、口がへの字です。
ティーンになったら、もう一度挑戦してみるのもいいかも。
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